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4ヶ月の奇跡の大行進(アイドルマスターシンデレラガールズのライブツアー完走して)

2017年5月の宮城公演を皮切りに、8月の埼玉公演まで、約4ヶ月に渡ったアイドルマスターシンデレラガールズの5周年ライブツアー、「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」は幕を下ろした。

 

今までの周年ライブでは、関東1ヶ所、前回の4周年では、関西、関東で1ヶ所ずつと多くても2ヶ所。ライブビューイングという形で、全国の映画館にて生中継はされていたが、会場の熱気を直接味わう事ができないファンは多くいる。

今回は会いに行けなかったファンに、直接会いに行く、という目標を掲げ、東北、北陸、関西、中部、九州、関東2ヶ所と、計7ヶ所。各箇所2公演の計14公演のツアー。

各地方で、様々なメンバーの組み合わせで選ばれた15人前後が出演。最終公演の埼玉のみ、1日目と2日目でメンバー総入れ替えで30人ずつ、計60人。ライブツアーを通して述べ60人強のキャスト陣が揃った大規模なものだった。

自分も現地参加は埼玉公演の1日目のみだったが、その他残りの、13公演のライブビューイングを含めて、全公演を完走することができた。

 

地方公演は15名前後ということで、いつもと比べるとボリュームが少ないように感じたが、その分、MCパートや企画コーナーなど、ライブ以外の部分での時間も長めに設けられていた。

各地方ごとに、キャスト陣がご当地を意識したコーナーや、演出の企画を出し合い、地方ごとの色が出ていて楽しめた。

 

 

ライブパフォーマンスに関して、各自のソロの曲は問題ないが、メンバーが揃っていなユニット曲については、他のキャストがカバーするという演出。

オリジナルメンバーが揃うのがベターだが、違うアイドルがカバーすると、また違った曲の味が出てきて、そこでしか聞けない特別感はライブならではだな、と思った。

 

しかし、前回の4周年では、全4公演という事で、様々な仕掛けやサプライズが用意されていてが、今回は長いツアー、スケジュールの関係もあって、当初の発表メンバー以外の出演はなく、その辺がちょっと残念だったかな、とも思っている。

これだけの座組を用意するので、大変だったのは間違いないが、年々クオリティが上がっているライブだけに、ちょっと期待してしまうのだが、贅沢な話というものだろうか。

 

ここからは今回、特に自分が注目していた曲の話など。

 

ここ最近発売された中で、自分がイチオシの「Jet to the Future」。多田李衣菜役の青木瑠璃子氏と、木村夏樹役の安野希世乃氏の2人ユニット、「ロック・ザ・ビート」によるギターサウンドが映える軽快なロックナンバーである。最初の宮城公演で、この2人の出演が決まっていたので、ツアー初日から楽しみにしていた。ライブでは1回目から出演してる古参メンバーの青木氏と、高い歌唱力を誇る安野氏による圧倒的パフォーマンスは正に圧巻、期待以上のステージだった。

 

そして、ソロ曲で期待していたのが、松永涼役の千菅春香氏による「One Life」。こちらも、ギターソロから始まる疾走感と、ボーカルの力強さに引き込まれるロックナンバー。普段のふんわりした千菅氏とは対照的な、力強さが非常に魅力的。こちらも宮城公演で初披露となり、スタートからかなり熱い展開だった。

 

前回の4周年ライブでも披露され、今回のライブでは様々なメンバーによって披露された「純情midnithgt伝説」。昭和テイストの昔ながらのいわゆる「ロケンロール」満載のご機嫌ロックナンバー。とにかく、曲の合いの手が盛り上がる。イントロの前のメンバー登場の際、オリジナルメンバーではないアイドルの場合は、ネタの利いた挨拶を披露するのが定番となった。今回のツアーで披露されたユニット曲の中では、採用率は最多じゃないだろうか。

 

自分の推しメンである「道明寺歌鈴」が所属するユニット、和テイストが特徴のキャラクター5人による「春霞」の楽曲「桜の頃」。こちらは、ユニット同様に和を強くイメージした歌謡曲で、やや演歌よりの楽曲。春をイメージした優しく静かなイントロから、サビでは一気に楽器が増え、波のように押し寄せるサウンドが心地よい。最終公演の埼玉1日目でメンバーが勢揃いして披露された時には、ようやっと見たかったステージが観れたと感慨深かった。

 

ライブツアー中に、ゲームの方のイベントで追加され、千秋楽にギリギリで披露された「LittlePOPS」による楽曲「リトルリドル」。スクラッチサウンドが光るガールズラップナンバー。可愛らしくも子気味良い歌詞と、テンポ感で、終始ノリノリになる一曲。残念ながら、オリジナルメンバー勢揃いとは行かず、次に期待したい一曲。これは本当に、早くフルバージョンのCDが出て欲しい。

 

ざっと振り返っても、正直、どのライブもそれぞれに良さがあり、迷うところではあるのだが、自分が好きで挙げたかったのが、この4曲である。

 

さて、「アイドルマスターシンデレラガールズ」のアイドルで、担当声優がいるいわゆる声付アイドルは、現在60人を超え、そのうち、まだソロデビューを待っているアイドルが20人近く。さらに直近の総選挙で行われた人気投票により、5人のアイドルに新しく声優が付くことが決まっている。今後も、イベントや総選挙により数が増えていくことは、間違いなく、3桁になる可能性は十分にありえる。

規模が大きくなるとともに、ライブでのメンバー選出もまた大きな課題になってくる。各アイドルにファンがいて、しかし、それでも全部のファンに答えるのは難しい。

ライブを企画するスタッフの心労は、幾ばかりか。

 

しかし、嬉しいことに、なんと2018年の6周年のライブ開催が既に発表され、単独でのドーム公演であることが明かされた。これだけ、大規模なものであれば、今までにないお祭り騒ぎが期待できる。また1年、生きる希望ができた。